ヤリスに寒冷地仕様を付けない理由は何か?

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ヤリスの寒冷地仕様を付けない理由はあるのでしょうか?徹底検証してみました。

ヤリスは2020年2月にフルモデルチェンジした大人気のクルマです。

もはやご存じの方が多いと思いますが、ヴィッツがフルモデルチェンジを行った際に今まで海外で使用されていた「ヤリス」という名称に世界で統一されました。

月販売目標である7千台を軽々と突破しわずか1ヶ月で約3万7千台を受注した人気モデルになります。

寒冷地仕様とは?

そもそも寒冷地仕様とは何かといいますと、寒さが厳しい環境下でも快適に使用できるよう装備品を変更した車両のことを指します。

標準車と寒冷地仕様車の変更箇所は、車両により異なりますが、主にエンジン始動を確実にするためにバッテリーを大型化されたり、ヒーター性能を強化することが多いです。

ヤリスの寒冷地仕様は?

ではヤリスの寒冷地仕様は標準仕様と比較してどこが違うのか検証しましょう。

ヤリスの寒冷地仕様はガソリン車とHYBRID車でも異なります。以下が寒冷地仕様の詳細な対応表になります。

寒冷地仕様一覧表(ヤリスHYBRID車)

引用元: https://bit.ly/2YjSaXN

寒冷地仕様一覧表(ガソリン車)

引用元: https://bit.ly/2YjSaXN

表を見てわかるように標準仕様車と比べると多数の違いがあります。標準仕様車との違いはガソリン車では12項目にも上ります。(ちなみにHYBRID車の標準仕様車と寒冷地仕様車との違いは8項目です)

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ヤリスの寒冷地仕様の詳細は?

ではヤリスの寒冷地仕様車と標準仕様車の違いをひとつづつ確認していきましょう。

変更点:ガソリン車・HYBRID車 8点

冷却水(LLC:ロングライフクーラント)

変更点 LLC濃度30%
LLC濃度50%
凍結温度 約-15℃ 約-30℃

エンジンはかかっている間、内部で絶え間なく爆発を起こしているため、非常に高温となります。エンジンは高温状態になってしまうと正常な役割が果たせなくなり壊れてしまいます。

オーバーヒートを防止するために冷却水がエンジン内を循環し、温度上昇を一定内にとどめているのです。

冷却水はその名の通り水ですので、そのままの状態では外気温度が0度を下回ると凍ってしまいます。凍ってしまうと水は体積を増やしてしまうため、エンジンが破壊されてしまいます。

そのため、凍ることを防止するために不凍液が混ぜられています。不凍液の割合がおおくなれば凍結する温度は下がります。

フロントドアガラス

変更点 撥水機能なし 撥水機能あり

フロントドアガラスに撥水機能がつきます。雪や泥などがついても除去しやすくするためです。

間違えやすいのですが、フロントガラスではなくドアガラスのみ撥水機能が付きます。フロントガラスはワイパーが装備されているので問題ないですしね。

ウインドシールドデアイサー

変更点 デアイサーなし デアイサーあり

フロントガラスの下部及び運転席側のいち部分(図1)に熱線を取り付け暖めることにより、雪だまりやワイパーゴムが貼り付き動かなくなることがないようにしています。

引用元: https://bit.ly/2YjSaXN

ウインドシールドワイパー

変更点 標準モーター 強力モーター

積雪の場合は通常の雨よりも不可が高く、ワイパーを動かす力が多く必要になるため、ワイパーモーターが協力になっています。

ウォッシャータンク

変更点 1.8リットル 2.3リットル

一般的に寒冷地ではウォッシャー液を使用する頻度が高くなることを想定し、液切れを防止するため、タンク容量が大型化されています。

フロントヒーター

変更点 補助ヒーターなし 補助ヒーター付き

ヒーターはエンジン冷却水の熱をヒーターに利用しています。エンジンが冷えたままの状態ではなかなかヒーターが効きません。

早くヒーターを作動させ、車内温度を上昇させるために通常のヒーターに加え、電気式のヒーターが追加されています。

ドアミラー

変更点 ミラーヒーターなし ミラーヒーターあり

ドアミラーガラスを暖めることで、ミラーガラスの曇り・霜や雨滴を取り除くことができます。

装備されているのと無いのとでは雲泥の差があります。

リヤヒーターダクト

変更点 リヤ足元吹き出し口
なし
リヤ足元吹き出し口
あり

リヤシートに着座している方の足元付近にヒーター吹き出し口を追加することにより、後席の暖房効果を上昇させることが可能になります。

引用元: https://bit.ly/2YjSaXN

変更点:ガソリン車 4点

アンダープロテクター

変更点 ハーフカバー フルカバー

エンジンルームの下部をカバーする範囲を多くすることにより雪が入り込むことを防止する役割があります。

インパネアンダーカバー

変更点 助手席アンダーパネル
なし
アンダーパネル
 騒音防止フェルトあり

運転席・助手席の足元用ヒーター吹き出し口付近を覆っているカバーのことを指します。足元に冷気が下りてくることを予防し、暖房時には車室内を温かく保ちやすくする目的があります。

バッテリー

変更点 バッテリー容量を増加

外気温度が低下すると、バッテリー自体の能力値が低下してしまいます。バッテリー本体を大型化することにより容量不足を防止する役割があります。

オルタネーター(発電機)

変更点 発電容量を増加 80A 100A

発生電流量を上げ、冬場に増加する電装品(電気ヒーター等)の使用頻度増加に対応してます。

まとめ

寒冷地仕様事態はメーカーオプションになりますので、車両購入時に選択しておかないと、後から取り付けることはできません。

寒冷地仕様のオプション費用は30,000円以下(税抜)となっています。

これだけ多くの変更箇所が立った30,000円で取り付けできるのですから選択しないなんてもったいないと思いませんか?

私は寒冷地に住んでいるわけではありませんが、車両購入時は必ず寒冷地仕様を選択しています。

それはコストパフォーマンスがすぐれていることと、寒冷地仕様の変更点は寒冷地でなくともとても有用だと思うからです。

寒冷地に住んでいなくても冬場はウインドウガラスが凍結したり雨の日にはドアミラーが雨滴で見にくくなることがあります。しかし寒冷地仕様であればそのあたりも緩和することができます。

特にウインタースポーツをする方は寒冷地仕様にしておいてよかったと思えるシーンが必ずあります。

結論として、寒冷地仕様を付けない理由はありませんよ!

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